アマランサスについて

アマランサス(英:Grain amaranthus、Inca wheat学:Amaranthus hypochondriacus L. 他)ヒユ科ヒユ属の1年草

アマランサスは、ハゲイトウの仲間で、ヒユ科、ヒユ属の1年草本である。
60の属の中に800の種があり、その内10種ほどが食用に供されている。

アマランサスの産地とルーツ

アマランサスは、メキシコからアンデス南部を原産地とするものや、インドから東南アジア、またヨーロッパが原産のものもある。耐暑性と耐寒性を備えており、生育前半に霜にあたらなければ、生育はしだいにおう盛となる。
 アマランサスは、南米Tehuacan Valley のBC6,700~5,000の遺跡から発見されている。新世界における古い作物の一つであり、4千年前から耕作され、トウモロコシ、ジャガイモなどと共にインカ古代文明を支えた食物のひとつと伝えられている。
 その後19世紀初頭にインド、ネパール地域に持ち込まれ、この地域を中心に主として食用を目的に栽培が引継がされている。中国ではハゲイトウの若い茎葉を野菜とし、薬用とする他、小鳥の餌として、あるいは穂や茎葉は豚の餌として使っている アメリカでは中国から品種を入れて栽培しているが、1980年代に、雑草としてのアマランサスを研究中、薬効を備えていることが判り、健康食品として見直され、近年800haも栽培されている。

アマランサスの利用

 アマランサスは、わが国でもアレルギー性患者をもつ家庭で関心を持たれ始めているが、輸入穀物は検疫の際、くん蒸するため、国産品が求められている。  また、葉はおひたしにしたり、ベーコンと共にいためたり、てんぷらもでき、いずれもくせが少ない。葉は野菜、実は穀物、花は観賞と三拍子そろっている上、ミネラルや良質たん白質が豊富であるため健康食品として、また水田転作作物としても東北、九州などで関心が持たれつつある。