日本人の国民食は雑穀でした

私たちは毎日当たり前のように米を食べていますが、ほんの50~60年前まで、日本人の主食は雑穀だったことをご存知でしょうか? 江戸時代、農民が作った米は年貢として納められ、米を食べることができたのは、一部の都市生活者や上流階級の人ばかり。農民には米がいきわたらず、やむをえず雑穀を食べていたのです。米は豊かさの象徴であり、あこがれのごちそうでした。そして第二次大戦後ようやく、主食としての白米が定着したのです。
しかしどうでしょう、白米を当たり前のように食べ、パン、麺類が加わって、全体としては肉類や脂をたくさん摂る「食の欧米化」が進んだ日本人の食卓。豊かになったようで、なにかが大きく変わってしまいました。食生活の改善がさまざまな場面で叫ばれる今日、何よりも、かつての主食(=雑穀食)を見直すことがいちばんなのではないでしょうか?
そういった意味でも、雑穀の効用を知って毎日の食事に活かす基礎知識がとても必要です。このコーナーでは、あなたの食生活を豊かにするヒントがたくさんあります。

「雑穀辞典」で、雑穀がもつ悠久の歴史と営みを知りましょう

現在、雑穀と呼ばれる植物は33種類あります。米よりも前から雑穀は栽培され、食されていました。日本では、ひえ、あわ、そば、きび、はと麦、とうもろこしなどが、古くから栽培されていたことが知られます。遺跡の出土品などの研究から、縄文時代前期(今から5500年前)には、すでに作物としてあったのではないかといわれます。 世界中でも、中国の黄河流域で、紀元前4000年~2000年前後の遺跡から、あわが出土したとの記録や、東アジア、インド、ヨーロッパ、アフリカ大陸などの古代遺跡からも雑穀が発掘されています。
雑穀の起源は、ユーラシアとアフリカだと考えられています。ユーラシア大陸が起源と考えられている雑穀は、あわ、きび、ひえ、はと麦。アフリカが起源とされるのは、とうもろこし、しこくびえなどです。
「雑穀辞典」では、このほかに、店頭などでよくみかける雑穀のルーツや、含まれる栄養素などを紹介します。

あなたも「雑穀のホーム・エキスパート」になりましょう!

雑穀は、知れば知るほど興味が膨らみ、あなたの食生活を豊かにします。このコーナーでは、家族や親しい人たちとのコミュニケーションに役立ち、毎日の食卓に活かせる「雑穀の基礎知識」を集めました。ぜひとも、これをお読みになって、雑穀のミニ博士になってください。雑穀のよさをよく知って実践する「雑穀のホーム・エキスパート」が一人でも多く増え、雑穀によって皆様の美容と健康が増進されることを、心から願っております。

雑穀の各成分比較表はこちら